2014年4月30日水曜日

iOSアプリ申請時のスクリーンショットは何でもOKなのか?

iOSアプリを申請するときにスクリーンショットが必要となります。
このスクリーンショットが不適切なものだと審査は通りません。

ただ、単なる画面キャプチャだけでは、ゲームの魅力を伝えることが難しい。
そこで、私はキャプチャ画像に説明用のテキストや画像を追加していました。

こんな感じで、キャプチャにテキストと指の画像を追加しています

でも、色々なアプリを見てみるとスクリーンショットではないものも見受けられます。

このように画面を一部だけ切り取って、何個か並べて説明を入れたものなど


そこで、私も同じようなスクリーンショットで申請してみることにしました。

画面の一部を切り出して3つ貼り付けて説明を入れてます

結果は、何の問題も無く審査を通過しまた。


まとめ


スクリーンショットは完全な画面キャプチャである必要は無いということが確認でしました。



補足


スクリーンショットを調べていたらこのようなものも見つかりました。

これはもう、キャプチャを全く使っていません。
よって、そのアプリに関する画像ならば何でもOKなのかも知れませんね。


本文で使用したスクリーンショットのアプリはこちらです。
アルファベットをタップして英単語を作る知育系アプリですよ。



2014年4月28日月曜日

操作性が良いと思った4つのスマホゲーム

スマホでゲームを作ろうと思うと、一番悩むのが操作性です。
そう思うようになったきっかけは、バーチャルスティックでの操作です。
某国民的RPGのスマホ版がそれだったのですが、とてもやってられないレベルでした。

そこで、スマホのゲームではどのような操作方法が向いているのかと軽く研究してみました。
操作性に問題なく面白いと思ったものを、いくつかとりあげてみます。


SAMURAI SANTARO



  • 馬に乗って走っているので、右へ強制スクロール
  • いわゆる流鏑馬で、的をタップするとそこへ矢を放つ
  • 主人公を上スワイプするとジャンプ




Trials Go



  • 右下のボタンで前後に進む(基本は前を押しっぱなし)
  • 左下のボタンで重心を前後にずらす
  • 物理エンジンの挙動がリアルで繊細な重心移動が要求される



Mr.クラブ




  • カニは自動で横に進んで行き、壁に当たると方向転換
  • 画面をタップするとジャンプ
  • 足場にジャンプで乗って上を目指して行く


Smash Hit



  • 奥へと強制スクロール
  • タップした場所へボールを投げる
  • 邪魔な障害物はボールで壊して、ひたすら先へ進む



傾向


この4つのゲームから以下のような傾向があげられます。
  • 強制スクロール
  • 攻撃は直感的にその場所をタップ
  • タップやスワイプするだけの単純操作

考察


基本的にはいかに操作をさせないかがポイントな気がします。
つまり、移動は自動でさせておいて、回避・攻撃のときだけ操作させる。
その操作も極力簡単、単純、直感的なものにする。


まとめ


やはり、ファミコンは十字キーありきであの操作なのだと思います。
それが無いスマホに同じやり方を持ち込んでも、無理があるということでしょう。
ゲームを作る前に、そもそもどうやって操作するのかを先に考えたほうがよさそうです。


この知育系アプリも数字をタップするだけの簡単操作です。
次々と計算式を暗算して行くと、あなたの脳偏差値が分かりますよ。




2014年4月24日木曜日

Xcode付属のdiffツール『FileMerge』を使ってみた

iOSアプリを開発中に、ファイルの差分を取りたくなりました。
もしかして、Xcodeにその機能が無いかと調べてみたら、やっぱりありました。
知らない人もいるかと思うので、そのdiffツールの起動の仕方をご紹介します。

Finderで『アプリケーション』⇒『Xcode』を右クリック⇒『パッケージの内容を表示』

『Applications』フォルダの『FileMerge』がdiffツールです

起動して、左右のファイルを選択します

このように、簡単にdiffが取れました

シンプルなdiffツールですが、ちょっとした用途ならこれで十分です。
知らなかった人はお試しあれ。



アルファベットをタップして英単語を作る知育系アプリはいかがですか?
「しりとり」や「文字数制限」などのステージが48もありますよ。



2014年4月18日金曜日

iOSアプリの申請は180日放置すると消される

iTunes Connectのアプリ情報は180日放置で消される


一月ほど前にApple(iTunes Connectチーム)より以下のようなメールが来ました。


30 days left to upload your binary


Dear XXXX XXXX|1234567890,

You have not yet uploaded a binary for your app, testGameCenter. Our records show that this app was created in iTunes Connect more than 150 days ago.

If you do not upload a binary for your app by 09 April 2014 (Pacific Time), it will be deleted from iTunes Connect. The app name will then be available for another developer to use.
App Name: testGameCenter
App Version Number: 0.1
App SKU: test0001
App Apple ID: 987654321

To upload a binary, first sign in to iTunes Connect and check that your app's status is Waiting for Upload. Then use Application Loader to upload your binary.

If you have any questions regarding this notice, click Contact Us in iTunes Connect.

Regards,

The iTunes Connect Team



内容は『testGameCenter』というGame Centerのテスト用にiTunes Connectに登録したダミーのアプリ情報のことだったので、よく読まずに放置しました。

すると、その一ヵ月後に再びApple(iTunes Connectチーム)から以下のようなメールが来ました。


App Name Expired: Your app has been deleted from iTunes Connect



Dear XXXX XXXX|1234567890,

You did not upload a binary for your app, testGameCenter, during the 180-day grace period. As a result, the app has been deleted from iTunes Connect.

This app cannot be restored, nor can you use the App Name or SKU for any other app under your account in the future.
App Name: testGameCenter
App Version Number: 0.1
App SKU: test0001
App Apple ID: 987654321

If you have any questions regarding this notice, click Contact Us in iTunes Connect.

Regards,

The iTunes Connect Team



どうやら、iTunes Connectでアプリのデータを作ってから、180日以内にバイナリをアップロードしなかったのでデータを削除したとのことのようです。

その前のメールは150日経ってるからあと30日以内にバイナリをアップしなければ削除するという警告だったようです。

iTunes Connectで確認してみると、『testGameCenter』というアプリの情報が無くなっていました。


まとめ


iTunes Connectにて、『Manage Your Apps』⇒『Add New App』で作ったアプリ情報は180日間バイナリをアップロードしないと削除されます。

「情報だけ先に作って、その後開発で数ヶ月かかる」などというケースの場合は注意なさった方がよいでしょう。

また、一度作ったアプリの情報は簡単に消せないのですが、180日経てば勝手に消えてくれるので、いらないアプリ情報は放置しておきましょう。



2014/4/15 バージョン2.0リリース!遊びやすくなりました。


2014年4月17日木曜日

知育系英単語パズル『えいたんご』が遊びやすくなりました

知育系英単語パズルゲーム、iPhoneアプリ「えいたんご」が遊びやすくなりました。


難しいとの声にお応えして、新しくイージーモードを追加しました。

基本的な遊び方は簡単、アルファベットをタップして英単語を作るだけ。


 イージーモードでは単語を10個作ればステージクリアー。

先に進むと「文字数制限」や「しりとり」など徐々に難しいステージが待ってます。

そこで、行き詰まったら新しくできた「ヒント機能」を使いましょう。


「ヒントをもらって正解したけど、この単語ってどういう意味だっけ?」

そういう時のために、新しく正解した1日分の単語帳が見られるようになりました。


これで、「ヒントで新しい単語を知る」→「単語帳で意味を調べる」という学習効果も得られます。

イージーモードで鍛えたら、従来の遊び方のノーマルモードにチャレンジ!

こちらは、”黄色”を含む単語を10個作らなければならず、上に挟むとアウトな”赤”が出たりと難易度が高くなっています。


そんな、歯ごたえのあるステージが48もあり、長く楽しめます。

パズルゲームで遊びながら、楽しく英語を学んでみませんか?







2014年4月15日火曜日

iOSアプリ申請時のIDFAの質問はこう答えるべし

Advertising Identifier(IDFA)に関する質問の答え方


先日(2014/4/10)、iOSアプリのアップデート申請をしたときに、IDFAに関する質問が追加されていました。
※iTunes Connectで『Ready to Upload Binary』ボタン押下時



内容は以下の通りです。

=========================================

Advertising Identifier

Does this app use the Advertising Identifier (IDFA)?

The Advertising Identifier (IDFA) is a unique ID for each iOS device and is the only way to offer targeted ads. Users can choose to limit ad targeting on their iOS device.

If your app is using the Advertising Identifier, check your code—including any third-party code—before you submit it to make sure that your app uses the Advertising Identifier only for the purposes listed below and respects the Limit Ad Tracking setting. If you include third-party code in your app, you are responsible for the behavior of such code, so be sure to check with your third-party provider to confirm compliance with the usage limitations of the Advertising Identifier and the Limit Ad Tracking setting.

This app uses the Advertising Identifier to (select all that apply):

  □Serve advertisements within the app
  □Attribute this app installation to a previously served advertisement
  □Attribute an action taken within this app to a previously served advertisement

If you think you have another acceptable use for the Advertising Identifier, contact us.


Limit Ad Tracking setting in iOS

 □I, **** *****(自分の名前), confirm that this app, and any third party that interfaces with this app, uses the Advertising Identifier checks and honors a user’s Limit Ad Tracking setting in iOS and, when it is enabled by a user, this app does not use Advertising Identifier, and any information obtained through the use of the Advertising Identifier, in any way other than for “Limited Advertising Purposes” as defined in the iOS Developer Program License Agreement.
Previous Purchase Restrictions

=========================================

この質問に答えて申請したアプリが審査を通過したので、回答例として情報を共有します。


アプリの実装


AdMobメディエーションで広告(AdMob,iAd,Nend)を表示しています。
※実装の詳細はこちら

他にIDFAを使用している外部モジュールはありません。
※Google Analyticsは3.03cを実装しているので問題なし


質問の回答


Does this app use the Advertising Identifier (IDFA)?
→Yes

□Serve advertisements within the app
→チェック

 □I, **** *****(自分の名前), confirm that this app,〜
→チェック



審査結果


フィードバック、質問など無くスンナリ審査通過しました。


まとめ


今回はアップデート申請なので、新規の場合は内容が異なる可能性があるのでご注意ください。
以前にもIDFAに関する記事を書いているので、そちらも参考になさってください。




『パズ銭』はハマり過ぎ注意な中毒者続出のパズルゲーム

パズ銭 ~スワイプで両替パズル

2014年4月14日月曜日

Xcodeでgitを使うべき3つの理由

前回、Xcodeでgitを途中から使う方法について書きました。
でも、そもそもなぜgitを使うのか理由が分からない人もいるのではないでしょうか?

仕事でプログラムを書いたことがある人はバージョン管理ソフトの利便性は理解されていると思いますが、そうではない人はピンとこないかも知れません。

そこで、バージョン管理というよりも、こんな便利な機能が使えるので使った方が良い。
そんな3つの理由をあげたいと思います。


追加、修正したファイルが分かる


gitを使うと以下のように追加、修正したファイルに印がつきます。
※A:追加(Add)  M:修正(modify)

複数のクラスにまたがって修正することも多いはずなので、「あれ、どのファイルを修正してたんだっけ?」となったときに直ぐに分かるので地味に便利です。


2.変更履歴が分かる


ソースの変更履歴が簡単に分かります。

『Source Control』→『History…』

Commitした日時とコメントが見られます

また、ソースの細かい改修履歴も見ることができます

リリース後の機能追加やバグFIXなどは、ここを見ればアップデート時の新機能に何を書けば良いのか直に分かりますね。


3.ソースを前の状態に戻せる


ソースを前回コミットした状態へと簡単に戻せます。

『Source Control』→『Discard Changes in …』

試しにコードを書いてみて、『やっぱり駄目だから前の状態に戻そう』なんてときに、ちまちまUndoしなくても一発で戻ります。


gitの運用方法


以上の3つが使えるだけで、便利だと思いませんか?
これらの機能を使うだけなら、gitの運用の仕方は簡単です。
ある程度の切りが良いところでソースをcommitして行くだけ。

追加、修正したファイルを『Source Control』→『Commit …』

基本的にはコメントとして何を書くのかを意識して、その単位でコミットすればOK
例えば、『ヒント機能の追加』とか『間違った音が鳴るバグを修正』など。


とりあえず、ここに書いてある機能が便利だなあと思った人は、gitを使ってみてはいかがでしょう。


タップで計算式を作って暗算する知育系アプリです。
あなたの脳偏差値はいくつかな?




2014年4月11日金曜日

Xcodeで途中からgitを使う方法

Xcodeでは標準でgitによるバージョン管理をすることができます。
プロジェクトを新規作成するときに使うかどうかを選択します。
でも、最初は必要ないと思ったけど、途中から使いたくなったときはどうすれば良いのでしょうか?
実は途中からでも簡単にgitを使うことができるので、その方法を記載します。


gitを使っていないプロジェクトはXcodeのユーティリティエリア(右側)の『Source Contorol』の部分が黄色くなっています。

※ユーティリティエリアは以下の赤で囲んだ所をクリックすると出ます


一旦、Xcodeは閉じてターミナルを立ち上げ以下のコマンドを実行します。


1.プロジェクトファイル(xxxxx.xcodeproj)のあるディレクトリへ移動

cd /Users/xxxx/Desktop/project


2.リポジトリの作成

git init


3.ファイル追加

git add .


4.コミット(メッセージ付き)

git commit -m "initial commit"
※コミット時のメッセージは任意のものでOK


Xcodeでプロジェクトを開くと既に使えるようになっています。
右側のユーティリティエリアに緑が灯っていれば大丈夫です。


『Source Control』→『History…』で履歴を見ると


コミットの履歴が残っています


このように途中からでも簡単にgitを使い始めることができるので、活用して行きましょう。